回避力の重要性
こんにちは、ラットンです。
今回は、回避力についてのお話です。
回避力と言っても、トラブル回避力や事故回避力などの回避力ではありません。
今回は、物理攻撃に対しての回避力についての話です。
私たち介護士の仕事は、暴力行為のある利用者、入浴拒否や介助拒否の利用者を介助することを避けては通れません。
叩かれながら、つねられながら、下手したら杖で殴られそうになりながら介助を行わなければならないのです。
いくら叩かれようがびくともしない様に防御力を鍛えるのもいいですが、私は痛いのは嫌です。
そこで重要になってくるのが、回避力です。
では回避力を上げるためには?
一番大事なのは情報です。
どのような状況で、どのような攻撃が飛んでくるのか?
くわしい情報があれば、それだけ回避力もぐんと上がります。
一番詳しい情報を聞くには、やはり実際に介助を行った人に聞くのが一番です。
自分の身を守るためにも、情報は自分から取り行きましょう。
では暴力行為がある、という情報しかない場合はどうするのか?
これはもう、不用意に近づきすぎないことですね。
手が届くか届かないかのギリギリの位置をキープする。
あとは相手の手の動きをよく見て置き、手が動いたらひらりとかわすイメージで動く。
その時、心の中で、
「ラットンは、ひらりと身をかわした」
と実況をつけると、介護する側の精神的安定も図れますよ。
とは言え、回避にも限界はあります。
その場合は無理をせず、二人で介助を行うのが無難でしょうね。
そしてもし、噛まれたり、爪で切り裂かれた場合は、すぐに消毒を行ってください。
消毒しないと、なかなか傷が治らないのですよ。
あと、暴力行為を受けたら詳細を記録に残すのも大事です。
記録に残すことにより、同僚の回避力を上がるのです。
格闘家の次に、叩かれるような仕事です。
ストレスもたまります。
心の中で毒を吐くなり、上手くガス抜きしながら働きましょうね。